水溶性 コラーゲン

豚や魚など動物の皮膚から抽出した水溶性のたんぱく質から得られます。本来は水に溶けないものが由来なので、酸やアルカリ、酵素などで溶解して州出します。

とても馴染みが良くサラッとしていますが、肌や毛髪の表面に保護膜を作ります。

低温ではゲル状、人の体温では主に液状です。

コラーゲンは水にほとんど溶けないため、水溶性にすることで化粧品に配合しやすくした”水溶性コラーゲン”を使っている化粧品が多くあります。

化粧品でコラーゲンと呼んでいるものは、ほとんどの場合”水溶性コラーゲンか加水分解コラーゲン”を指します。

コラーゲンは加熱によりらせん構造がほどけてゼラチンになります。例えば鶏肉や魚の煮物を作った時に煮汁を冷やすとゼリー状に固まる煮こごりは、鳥や魚の皮や骨にあるコラーゲンが煮汁に溶けだしてせきたゼラチンのゼリーです。

ポイント

コラーゲン分子は3重のらせん状の構造で、コラーゲンの両端にあるアレルギーになりえる部分を酵素により除去したものが”アテロコラーゲン”です。化粧品で一般的にコラーゲンと言われているのはこの”アテロコラーゲン”で、分子が大きく水溶液はとろみがでるので、少量の配合でも感触が変わります。

加水分解や酵素で処理して細かくしたものが”加水分解コラーゲン”です。分子が小さく水溶液にとろみが出ないので感触にはほとんど影響を与えません。

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